川分陽二 (かわけようじ)フューチャーベンチャーキャピタル社長
川分氏は、大手都市銀行で12年、大手VCで9年半、主として中小企業の育成に携わる中、「資金さえあれば大きく成長する素質を持ちながら、金融機関の及び腰の対応のために、芽の出ない企業が数多い」と痛感。
自身の厳しい企業選択眼と、数多く手がけた株式公開支援の経験を、埋もれた地方の優良企業に活かすべく、98年9月同社を設立。独立系ベンチャーキャピタルとして独自の路線をスタート。中小企業総合事業団が同社の第2号ファンドに5億円出資するなど、国も認めるほど信頼が高く、2001年10月、創業から僅か3年でナスダック・ジャパン(現・ヘラクレス)に上場。
現在、投資実績114社・約61.8億円、株式公開企業数6社。全12組合ファンド総額77.6億円。
《略 歴》
1953年5月生まれ。京都大学法学部卒。住友銀行(現・三井住友銀行)を経て日本アセアン投資(現・日本アジア投資)にて未公開企業投資を担当。1998年9月退社し、当社を設立し代表取締役社長に就任。