原 邦生 (はらくにお)メリーチョコレートカムパニー社長
高級チョコレートを主力に、ギフトマーケットに的を絞る洋菓子の専門メーカー。日本初のバレンタインチョコの発案、仕掛け人としても有名。昭和33年2月14日、記念すべき初のバレンタインデーチョコレート販売はチョコレート3枚、一日の売上170円という惨澹たる結果だった。以降、今日の隆盛まで幾多の忍耐と努力を重ねていった。「社員は家族!」と、父の教えを忠実に守り創業以来一貫して年功序列、終身雇用を続ける。IT活用による徹底した合理化で無借金経営、5年連続増収増益。
《プロフィール》
1935年東京生まれ。58年、青山学院大卒業と同時に、父の創業したメリーチョコレートカムパニーに入社。85年専務、86年社長に就任。バレンタインデーの“生みの親”。東商のIT推進委員長を務め、情報技術を活かした「仮説検証型」経営の実践で「新・日本的経営」を推進。
《著書》
感動の経営(PHP研究所)、この商いで会社を伸ばせ!(かんき出版)、今週の提言(ストアーズ社)、朝礼でちょっと考えてみたい52の話(〃)他