梶本修身 (かじもとおさみ)総合医科学研究所創業者
生活習慣病の予防を目的に、厚生労働省により保健用途表示が許可される「特定保健用食品(トクホ)」。99年には僅か2500億市場だったが、03年には6000億円に拡大、2010年には3兆円になると見込まれている。「血圧の高めの方へ」などという表示が許される、これらのトクホ商品の臨床試験分野で圧倒的なシェアを握る異色のバイオベンチャー。効果を数字で証明、試験の全工程を請負、厚生労働省の認可を取得する、いわば、この市場の成長を支える陰の立役者。
《プロフィール》
1962年生まれ。大阪大学大学院医学研究科博士課程終了。94年有限会社総合医科学研究所、代表取締役就任。97年6月に同社を退社。大阪外国語大学保健管理センター講師を経て、大阪外国語大学保健管理センター助教授。02年、総合医科学研究所取締役。04年4月から大阪市立大学医学部客員助教授。