梅垣和英 (うめがきかずひで)アシックス商事 前社長
スポーツシューズや資材を国内外で扱う、アシックスグループの中核企業ファブレスメーカー。1953年創業、1955年靴資材卸商社の弘吉商事として法人設立。創業以来、64期間一度も赤字決算がなく、堅実経営を継続して実践。2014年アシックスからのTOBにより東証二部から上場廃止。売上330億円。社員数240名。
前社長の梅垣氏は1953年生まれ。78年神戸大学経営学部を卒業後、(株)アシックスに入社。アシックス米国販売会社管理部長の後、アシックス商事(株)へ出向。管理部長として管理業務全般の実務を経験。91年アシックス商事(株)に入社、大阪証券取引所第2部上場準備業務全般を担当。92年取締役、2003年代表取締役副社長。東京証券取引所第2部上場の際にも統括業務。14年代表取締役社長に就任。創業の理念経営を継承しつつ、「バリュープロポジション」経営を推進。命令と統制のカリスマ経営とは真逆のマネジメントを実践し、仕入先、得意先、社員の満足度を高め、17年には最高益を達成。赤字決算なしの堅実経営を継続させた名経営者。18年3月退任。現在、プラム経営ラボ代表。