上原春男 (うえはらはるお)佐賀大学(前)学長
独創的な「成長の原理」の経営活用で多くの社長から注目を集めた物理学者
化石・原子力に代わるクリーンで安全な夢のエネルギーとして今もなお開発研究が進む「海洋温度差発電」の第一人者。
エネルギー工学の専門家として、電熱工学や発電システムを研究中に、科学や技術の発達、企業の成長、人間の成功など「成長発展するものには、すべて共通する原理がある」ことを発見。独自の「成長の原理」を編み出し、海洋温度差発電の研究をはじめ、国の地域産業振興策、企業の製品開発などに次々応用。
「成長の原理」の実用性に気づいた多くの社長に請われて、経営者による研究会が全国に生まれ、その中から株式公開する企業や年商100億円、さらには1000億円を超える大企業が誕生した。
1940年長崎県生まれ。1963年山口大学文理学部理学科卒。九州大学生産科学研究所講師、佐賀大学理工学部助教授を経て1985年同学部教授。2002年佐賀大学学長に就任。2017年逝去。