堀埜一成 (ほりのいっせい)サイゼリヤ前社長
1957年富山県生まれ。京都大学農学部、同大学院農学研究科修了。81年味の素に入社。87年ブラジル工場へ出向。98年同社発酵技術研究所研究室長。2000年イタリアンカジュアルレストラン「サイゼリヤ」など、チェーンレストラン事業を開発・運営するサイゼリヤの創業者・正垣泰彦より、生産技術者として口説かれサイゼリヤに入社。同年取締役就任。09年代表取締役社長に就任。22年退任。食堂業と農業の産業化を自らのミッションとし、13年の在任期間でサイゼリヤの急速成長の基盤づくりを行うとともに、店舗省エネ、作業環境の改善、工場品質の安定化、食材加工技術の基礎研究、脳波による嗜好研究など、独自の感性で会社の進化を牽引した。コロナ禍においても守りと攻めの経営力を発揮。政府からの自粛要請に「ふざけるな！」と発言し、メディアで話題を呼んだ。著書『サイゼリヤ元社長が教える 年間客数2億人の経営術』（ディスカヴァー・トゥエンティワン）、『サイゼリヤ元社長がおすすめする図々しさ』（日経ＢＰ）の他、本人による音声講話集『仕組みと仕掛けの経営』（日本経営合理化協会オーディオ＆ビジュアル局刊）などがある。
