紀野一義 (きのかずよし)真如会主宰 大正11年山口県萩市に生まれる。旧制広島高校を経て、東京大学印度哲学科に進む。2年在学中に学徒出陣にて広島工兵連隊に入隊。南方出征中に家族を広島の原爆にて喪う。終戦の翌年に帰国、1年後に復学して昭和23年9月東大を卒業。現在・宝仙学園短期大学教授。真如会主宰。幅広く仏教伝道の運動を展開している。第1回「仏教伝道文化賞」受賞。《著書》『愛は死を越える』『いのちの風光』『大悲風の如く』『法華経の風光①〜⑤』『禅」『遍歴放浪の世界』『名僧列伝①〜④』『生きるのが下手な人へ』…ほか多数。