大竹愼一 (おおたけしんいち)Ohtake,Urizar&Co.代表
ヨーロッパの資産家を中心に、総額1千億円をたった1人で運用する、ウォール街の辣腕ファンドマネージャー。
実績が数字で残るカネの世界にあって、欧米ファンドのグローバル株部門で、1984年以来、例外的な年を除き17年間にわたり、トップクォーター(成績上位4分の1)の驚異的な成績をあげる。
この20年間に、訪問した会社数は、延べ1千社を超え、年間を通して、日・米・欧の各地を歩き巡り、徹底した現場主義を貫いて、世界のカネの流れと企業情報を集める。その結果、氏の金利、為替、株価、地価に関する経済予測の的中率は非常に高く、とくに「バブル崩壊」から「地価10分の1」「1ドル80円」「拓殖銀行破綻」「日経平均8000円割れ」など、重要な経済予測を次々に的中させている。
東京生まれ。一橋大学大学院修了後、旧三井銀行系の金融経済研究所を経て、ドイツ・ケルン大学、イギリス・ロンドン大学へ留学。帰国後、野村総合研究所でエコノミストとして活躍した後、ロンドンのチェースインヴェスターズでファンドマネージャーとなる。そこで、市場原理に基づく合理的な投資方法によって、抜群の成績を上げ、ニューヨークのAIGグローバルインヴェスターズにヘッドハンティングされる。1989年には独立を果たし、オオタケ・ウリザール&コーポレーションをニューヨーク郊外に設立、代表取締役に就任