大谷將夫 (おおたにまさお)タカラ物流システム社長 原油高とコスト削減圧力などで苦しい物流業界にあって、知恵と工夫で8期連続増益。宝酒造の100%子会社ながら“親離れ”を宣言。外販比率3%を52%とし、親会社頼りの経営から脱却。社員の意識改革・業務改革で、8年間で売上3倍・利益5倍を達成。07年、同社を成長企業に変えた氏が、10年間赤字たれ流しの長崎運送を買収。“人を創り、人を活かし、人に任す”大谷流経営法で、僅か8ヶ月で利益1億円を出し見事再建。各地の物流網を強化し、関連会社以外からの取扱量拡大と事業多角化を目指す。