石 平 (せき へい)拓殖大学 客員教授
1962年中国四川省成都市生まれ。66年教師だった両親が大学から追放されて農場へ「下放」されたため、四川省の農村部で漢方医の祖父によって育てられ、「論語」を教わる。
80年北京大学哲学部に入学。毛沢東暴政の再来を防ぐためと、中国民主化運動に情熱を傾け始める。北京大卒業後、四川大学哲学部講師を経て、88年留学のため来日。89年天安門事件をきっかけに、中華人民共和国と「精神的決別」。
95年神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了後、民間研究機関に勤務。2002年『なぜ中国人は日本人を憎むのか』を刊行して、中国における反日感情の高まりについて先見的な警告を発して以来、在日中国人として日中問題・中国問題を中心とした評論活動に入る。
07年日本国籍に帰化。08年拓殖大学客員教授に就任。