明治維新の英傑のひとり。近代日本の進むべき道を明示し西洋文明の導入と日本的資本主義発展の思想的な主柱となった。
1834年中津藩の下級武士の次男に生まれ、緒方洪庵に蘭学を、独学で英語を身につけ、60年通訳として咸臨丸で初渡米。幕末三度の洋行体験をもとに「西洋事情」を発刊するや驚異的なベストセラーとなり、徳川慶喜、西郷隆盛など当時のリーダー達に強い影響を与え、日本開国の優れた水先案内人となる。68年慶應義塾を創設。個人や国家の「独立自尊」と実利実益にもとづく「実学」を提唱、わが国近代化に大きく貢献。再三の明治政府の参画要請を固辞し、生涯、在野精神を貫いた「雄才大略」の人。「福翁百話」は、97年諭吉64才のときに発刊。当時の超ロングセラーとなる。1901年2月、20世紀の到来を見届けて長逝。
本
福澤諭吉没後100年記念出版 世紀をつらぬく名著、現代語訳でよみがえる!
「福翁百話」福澤諭吉著
明治維新後の時代の大変化をつぶさに見通し、近代日本の進むべき道を示した不朽の名著。全篇にみなぎる希望に満ちた未来展望と深い人間洞察。ものの考え方、大局のつかみ方、処世術、金儲けの意義など「100の卓見」
本の概要
- 形態
- A5判(15cm×21cm)本文460ページ
- 発刊年
- 2001年
- ISBN
- 机上版 4-89101-017-7
皮革版 4-89101-018-5
明治維新後の時代の大変化をつぶさに見通し、近代日本の進むべき道を示した不朽の名著。全篇にみなぎる希望に満ちた未来展望と深い人間洞察。ものの考え方、大局のつかみ方、処世術、金儲けの意義など「100の卓見」