佐藤正久 (さとうまさひさ)

政治家。参議院議員（当選3回）。1960年福島県出身。83年に防衛大学校応用物理学科を卒業（27期）、翌84年に帯広の第4普通科連隊に配属。1996年に国連PKOゴラン高原派遣輸送隊初代隊長を務め、98年にカンザス州のアメリカ陸軍指揮幕僚大学を卒業。そして2004年、「戦闘区域かどうか」の議論を経て派遣が決定した湾岸戦争直後のイラクに、先遣隊長として派遣。メディアの窓口となり、その冷静な状況分析と合わせて「ヒゲの隊長」として人気となる。2007年第21回参議院議員選挙で初当選。12年第二次安倍内閣で防衛大臣政務官を務める。19年第25回参議院議員通常選挙で3選。20年10月自由民主党政務調査会外交部会長に就任。18年に発生した韓国海軍レーダー照射問題や習近平政権で膨張主義に変貌した中国の南シナ海、東シナ海への進出、20年からのコロナ禍や、21年8月のアフガニスタン脱出問題などについて危機管理、外交・安全保障の専門化としてメディアで解説・提言を行っている。嘘をつかない、過度に偏らない姿勢が評価され、最新の解説、情報を発信するTwitterのフォロワーは52.5万人にのぼる。著書に、『知らないと後悔する日本が侵攻される日』(幻冬舎新書）、『中国の侵略に討ち勝つハイブリッド防衛　日本に迫る複合危機勃発のＸデー』（徳間書店）他多数。