中原誠 (なかはらまこと)

1973年埼玉県生まれ。97年東京都立大学卒業後、起業を志し金融知識を得るために第一勧業銀行（現みずほ銀行）に入行。その後、飲食業界のノウハウを学ぶべくベンチャー・リンクやグローバルダイニングにて研鑽。2005年、中原氏本人は継ぐ意思は元々なかった、父・明氏（現取締役会長）が創業者である麺食に入社。12年6月代表取締役社長に就任。株式会社麺食は、1988年に創業。「『食を通じた気持ちの温もり』を伝えることで世界中の人々を笑顔にする」を経営理念に、人気ラーメン店「喜多方ラーメン坂内」や、ベトナム料理「ヴェトナム・アリス」、アジア料理「88亞細亞」、日本蕎麦「そば処笑庵」、スペインバル「バル・デ・オジャリア」などの多様な食の業態を、国内外に70店舗超展開。2007年から外国人の採用を始め、積極的に外国人人財を活用。23年9月には「グローバル人財部」を社内に設立し、他企業に向けての外国人人財の紹介・支援を開始する。2019年に創設された特定技能制度により、幅広い業務での就労とフルタイムの勤務が可能になり、日本で働きたいと考えている多くの人財とのマッチングが可能になったことを受け、我が国の深刻な人手不足の解消や、国境を超えた相互交流と発展に貢献できるよう活動を進めている。