バンテック会長兼CEO

奥野信亮 (おくののぶすけ)

2001年、ＭＢＯ（経営陣による企業買収）によあり、日産グループから独立した運送会社。地域に密着したキメ細かいサービスが支持され、コカ・コーラ、菱食などの優良企業を顧客化し、大躍進。中国武漢に住友倉庫と共同の物流拠点が稼動、伊藤忠とタイに物流事業合弁会社を設立…アジア戦略にも積極投資。また、東急エアカーゴをＭＢＯ方式により経営統合するなど、物流業界再編を先取りした戦略を次々と打ち出している有望企業。

《プロフィール》
1944年東京生まれ。慶應義塾大学工学部卒。66年、日産自動車に入社し、生産管理システムならびにコンピュータソフトの開発を担当。その後、米国日産で4年間の海外勤務を経験、帰国して花形部門である国内営業部門で販売促進部長を務める。96年、日産自動車取締役に就任、99年に総合物流会社、株式会社バンテック社長に就任。01年、ＭＢＯにより日産グループから独立。ゴーン社長と渡り合い、年商600億円から800億円までに成長させ、新生バンテックの道をつくる。現在、衆議院議員でもある。実父は文部大臣や法務大臣などを歴任した前衆議院議員、奥野誠亮氏。