タイホウグループ　社主

小野金夫 (おのかねお)

グループ年商1000億円。愛知を地盤にレジャー・飲食産業など10社を展開。社主の小野氏が、借金に苦しむ親をみかね大学を辞め、パチンコ店を共同経営していた叔母を頼り名古屋に出てきたのが18歳の時。以後50年以上かけて、パチンコホール18店舗のほか、ピザ
ハット・モスバーガー・ダスキンなど県内きってのメガフランチャイジーである現在の企業に育て上げてきた。

商売が難しい名古屋で勝ち抜いてきた経験から、「人が人を支配し、利潤のみをあげることに狂奔する時代は終わった」と説き、社会貢献と利益追求の両立を実践。地域に根ざした活動を続けている。
1935年宮城県塩釜市出身。東北学院大学経済学部中退。53年京楽観光グループの山口食品に入社。66年パチンコ店第一号を開店。67年大宝観光を設立し社長就任。全国に先駆け郊外型パチンコ店を展開。73年ダスキンとミスタードーナツ、ザ・どんのフランチャイズ契約を成立、1号店を金山にオープンし3年連続世界一の売上を達成。現在28店舗のチェーンを展開する。

2006年秋「藍綬褒章」受章。名古屋日韓親善協会副会長、全日本遊技事業協同組合連合会相談役、財団法人広げよう愛の輪運動基金副理事長、社会福祉法人AJU自立の家理事（後援会会長）、財団法人アジア刑政財団理事、中部メセナ会会長、愛知県地域安全研究会副会長、ピザハット広告協議会副会長、財団法人名古屋フィルハーモニー交響楽団評議員など、数多くの役職を歴任。著書に「鬼と仏の社長学」などがある。