生活協同組合コープさっぽろ理事長

大見英明 (おおみひであき)

札幌市に本部を置く全国第二位の地域生協。1965年設立。組合員数130万人、店舗数99店、事業高2300億円。正規職員1350名、契約社員440名、パート・アルバイト8900名。バブル期に続けた大型複合店展開の負債が膨らみ、90年代後半には、自力再建は不可能、破綻すれば全国の取引業者に未曾有の大損害を与える「生協ドミノ」とまで恐れられるが、パートまでも危機感を共有する社内の仕掛けや、取引業者への情報公開と協業の徹底で、奇跡の復活劇を遂げる。07年ＣＲＭベストプラクティス賞・大星賞受賞。

大見理事長は、1960年生まれ、82年コープさっぽろ入社、98年同リニューアル本部長02年同常勤理事、2007年より現職。存続危機から一転、目覚ましい経営改善を遂げ、同生協を全国第２位の規模に発展させた先見性と、即断・即決・即実行のリーダーシップは、業界内外から注目を集める。