すかいらーく創業者/高倉町珈琲 代表取締役会長
1937年、長野県生まれ。中学卒業後、築地で商売の基礎を叩き込まれる。1962年、兄弟でひばりが丘団地(現・西東京市)に食料品店を開業。顧客の心を巧みに捉え、大繁盛店を築く。
流通革命を機に外食に転じ、1970年、兄弟で「すかいらーく」を創業。料理マニュアルの整備やセントラルキッチンの創設など、ファミレス経営の礎を築きながら日本一の外食チェーンへと飛躍させる。
やがて創業家は経営を退いたが、低迷する同グループの再建を任された横川氏は再びグループのトップに立つ。しかし2008年、道半ばにして無念の辞任をする。
逆境に屈することなく一念発起し、75歳で「高倉町珈琲」を創業。シニアを中心に圧倒的支持を得て、現在40店舗展開中。外食産業に偉大な功績を残しながら、現在もなお、自らの理想に突き進む87歳・現役の経営者。