※書籍のお試し読みには会員ログインが必要です。

書籍のお試し読み

書籍のお試し読みにはマイページ会員ログインが必要です。
マイページ会員にご登録頂けますと様々な特典が受けられます。
マイページ会員特典の詳細はこちら

本

会社と社長個人家計のバランスシートを合算する

連結バランスシート経営で会社を強くする

　オーナー社長にとって一番重要な実務情報
　【社長個人家計と会社のＢＳを合算するメリット】
　　　●オーナー社長にとって本当に必要な情報がわかる
　　　●やってもいい公私混同が明確になる
　　　●やるべきことの優先順位がわかる
　　　●お金の使い方が変わる
　　　●経営が変わる

　自分のことは自分で守らなければならない中小企業のオーナー社長にとって、一番重要な極秘情報とは、会社と社長個人家計のバランスシートを合算した〈連結バランスシート〉です。事業承継と相続の時には必ず必要となるものです。
　本書は、オーナー経営に精通した公認会計士の海生先生が、社長個人を守り、会社を強くするための〈連結バランスシート〉のつくり方と、その活用法をわかりやすく解説します。

形　態	定　価	会員価格	購　入
机上版	10,780円	9,680円	カートに入れる
皮革版	13,200円	11,660円	カートに入れる

形態	会員価格（定価）	購入
机上版	9,680円（10,780円）	カートに入れる
皮革版	11,660円（13,200円）	カートに入れる

※表示は全て税込（10%）価格です。

机上版・皮革版・オンデマンド版について

この商品についてのお問い合わせ

閉じる

本の概要

発刊年: 2013年

ISBN: 机上版 978-4-89101-321-9
皮革版 978-4-89101-322-6

Ａ４判・上製・ケース入・本文428ページ

著者紹介

海生裕明 (かいおひろあき)公認会計士

　中小企業の社長に、社長個人と会社のバランスシートを合算する「連結バランスシート経営」を提唱する異色の公認会計士。　
　大学卒業後、数種の仕事を経て、経営コンサルティング会社を設立。１９８５年、公認会計士試験に合格、３年間大手監査法人にて監査実務を経験する。
　２０００年、ＩＴ企業のＣＦＯ（最高財務責任者）に就任。上場を目指すもＩＴバブル崩壊により断念。２００６年、証券会社において株式公開引受及び投資銀行担当役員を経て、現在、主に中小企業に対して再生支援、売上増加、資金調達、事業承継、連結バランスシート経営等のアドバイスをおこなうとともに、全国各地で講演・セミナーをおこなっている。１９５８年生まれ、学習院大学卒。

セミナー情報

セミナー

2024年6月19日（水）・8月28日（水）・9月13日（金）・10月25日（金）・11月22日（金）

社長のための「お金の授業」定期受講お申込みページ

目次・まえがき

１．連結することの〈社長個人〉の５つのメリット　
　　（メリット１）オーナーの情報がすべてわかる
　　（メリット２）バランスシートの叫び声が聞こえるようになる
　　（メリット３）お金の使い方が変わる
　　（メリット４）社長がやってもいい公私混同が明確になる
　　（メリット５）やるべきことの優先順位がわかる
　　　　
２．連結することの〈会社〉の５つのメリット　
　　連結バランスシート活用の大前提
　　（メリット１）会社の基盤を見ることができる
　　（メリット２）経営が変わる（その１）
　　（メリット３）経営が変わる（その２）
　　（メリット４）社長の会計を読み解く力がアップする
　　（メリット５）後継者や経理が成長する

３．信頼できる後継者と経理　
　　会社も個人も、すべての行動に会計あり
　　信頼できる経理が必要
　　どんな人が経理に必要か
　　試算表が翌５日までに作成できない理由
　　スリム化経営のための指標

第３章　連結バランスシートのつくり方

　　連結バランスシートの作成手順
　　社長個人のバランスシートの作成
　　相殺消去手続き
１．基本的なステップ　
２．社長と会社の連結バランスシート作成の基本イメージ　
３．会社のバランスシートは債務超過。
　　しかし、連結したらよくなるケース　
４．会社のバランスシートは良好。
　　しかし、連結したらバランスシートが悪くなるケース　

第４章　連結バランスシート作成Ｑ＆Ａ

　　いろんな問題が見えてくる
１．連結バランスシート作成に関するＱ＆Ａ　
２．社長のバランスシート作成に関するＱ＆Ａ　
３．会社の試算表に関するＱ＆Ａ　
４．連結バランスシート作成後、何をすべきかに関するＱ＆Ａ　
５．連結バランスシート作成であぶり出される売掛金に関するＱ＆Ａ
６．その他のＱ＆Ａ

第５章　連結バランスシートの活用（社長個人篇）

　　社長と会社の現預金、どちらが多い方がいいのか
　　領収証をもらえない支出
　　２つの「タテカエ」問題
　　お金を生まない土地・建物を持たざるを得ない社長
　　保険にはしっかり入るべし
　　社長の報酬は高い方がいいに決まっている
　　預り三兄弟
　　社長のお金は、出し惜しみすべし
　　親族間でも借用書は必要
　　真面目な社長の嘘を見抜くのは簡単
　　お金に忙しい会社の特徴
　　持たない経営
　　貯蓄より投資の時代は嘘
　　１０年間のバランスシートを並べて見えるもの
　　事業は社長そのもの
　　交際費が無制限になったら銀座に行きますか？
　　資金調達に立ちはだかる３つの壁
　　増資か借入か
　　内部告発されない自信はありますか
　　中小企業が監査を受ける理由
　　監査は人間ドックと同じ

第６章　連結バランスシートの活用（会社篇）

　　幹部・後継者・経理と連結バランスシート
　　プロは損益計算書を見ない
　　誰と付き合っているかすぐばれる
　　バランスシートにある「心地よさ」を実感。それが読み解く力だ
　　流動比率が２００％。それがどうした！
　　ＧＤＰ５００兆円で国の借金１，０００兆円は本当に悪いのか
　　合併で業界ナンバー１は嘘
　　自宅が負債になる
　　バランスシートは会社や社長の鏡
　　借入の是非の判断基準
　　バランスシートは一つとは限らない
　　残念ながら会社の未来はすでに決まっている
　　会社の予兆は読めた方がいいに決まっている
　　営業以外の部署にも数値目標を持たせるべき
　　バランスシートに目標設定すると借入がなくなる
　　新規設立の資本金は１，０００万円未満に
　　資本金の大きい会社が信用できないわけ
　　資本金が大きい方がいい場合もある
　　減資は怖くない
　　手形をなくせ
　　手形がゼロになる日をひそかに計算しておく
　　お金を失う節税はするな
　　おなかをすかしてスーパーに行くと余計なものを買う

第７章　社長個人のバランスシートの改善法

　　会社は社長の分身
　　相続は必ず来ます
　　当たった宝くじは、換金するな
　　不動産はお金持ちの基本
　　株式は経営には邪魔
　　上場塾
　　お金持ちの基本、それはオーナー
　　借金も財産？
　　不幸にする支出

（資料）連結バランスシート作成フォーマット

１．連結バランスシート作成のための準備
２．フォーマット使用上の注意点
３．各勘定科目の記載についての注意点
４．相殺仕訳について
５．連結バランスシート

まえがき

　もし、社長になるために試験があれば、試験科目に何が必要になるでしょうか。
　社長になるだけなら簡単です。自分で会社を設立し代表取締役に就任すればなれます。時間は約２週間程度です。自分で会社の設立をするのであれば、公証役場と登記で費用は２０万円程度ですみます。

　大企業の社長には簡単にはなれませんが、中小企業の社長であれば誰でもなれます。
　ただ、社長になったということは、社長のもとで働く社員の命を預かることになります。　だから、社長は会社を長期的に継続させることを第一に考えなければなりません。

　会社を長期的に発展させるためには何が必要だと思いますか。売上でしょうか。しかし売上があがっても倒産することもあります。
　長期的に発展させるためには、企業活動の実態を正確に把握することが何よりも必要です。

　社長は、損益計算書はよく見ますが、バランスシートはあまり見ない傾向にあります。しかし、企業の本当の実態は、バランスシートにあらわれてくることを忘れてはいけません。ですから、バランスシートのことを本書で随所にお話ししています。

　たとえば、
　「豊かさはバランスシートにあらわれる」
　「バランスシートには心地よさがある」
　「強い会社はバランスシートが良い状態になっている」
　「収益はバランスシートから上がる」
　「１０年間のバランスシートを並べるとその会社のことがよく理解できる」
　「月次バランスシート残高推移表により異変等の予兆を見ることができる」
　「不正もバランスシートから判明する」
などです。

　社長になるための試験があるとすれば、「バランスシートが読めますか？」という問題が出題されなければなりません。
　損益計算書はすでに終わったものです。しかし、バランスシートには未来があります。
　損益計算書を見ても会社のことはわかりませんが、バランスシートによってはじめて会社の実情がわかるのです。

　このため、本書では一貫してバランスシートに焦点を当てています。しかも、オーナー会社の場合、会社単体のバランスシートだけでは本当の実態がわからないため、オーナー個人のバランスシートと会社のバランスシートの連結バランスシートに焦点を当てています。

　オーナー会社の多い中小企業の場合のバランスシートは、連結バランスシートこそが本当の会計情報になるからです。
　本当の会計情報を判断材料にしていく経営を本書では「連結バランスシート経営」と呼ぶことにしています。
「極秘情報」――それは、本書でお話しする連結バランスシート情報のことです。

　ご存知でしょうか。社長と会社の連結バランスシートこそ、金融機関が一番見たい会計情報なのです。　
　ちなみに、銀行はいったい何を基準にして中小企業の債務者区分（正常先／要注意先／破綻懸念先／実質破綻先／破綻先）をしているのでしょうか。

　たとえば、返済能力がない会社の場合であっても、社長やその親族に預金などの個人資産が多額にあり、当該資産を会社に提供する意思が明確な場合には、これらを勘案して区分することになっています。

　要するに、会社と社長は一体として見られているということです。ここでも連結バランスシート情報が大切であることを物語っています。

　このように、連結バランスシートはオーナー社長とオーナー会社にとって、とても重要なものです。ですから、まずは社長に勉強していただきたいと思います。社長がよく理解したうえで、後継者や経理の方に見せるのであればいいでしょう。そうでなければ、誤解を生むことになりかねませんので注意が必要です。
　その意味で、本書自体、「極秘情報」になります。

　いずれにせよ、連結バランスシートの作成が本書のゴールではありません。連結バランスシートは、あくまでもより強い会社をつくるための基本ツールです。この有効なツールを使って、継続的に儲かる経営をしていただき、社長も会社も豊かになっていただくことが、本書の狙いです。
　そのために本書がお役に立てば、とても嬉しく思います。

2013年１月吉日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　海生裕明

社長の経営セミナー・本・講演オーディオ音声・動画・CD＆DVD「MIMIGAKU／ミミガク／耳学」【日本経営合理化協会】

書籍のお試し読み

連結バランスシート経営で会社を強くする

本の概要

著者紹介

目次・まえがき

関連商品

この商品を買った人はこんな商品も買っています。

関連カテゴリー

ＦＡＸお申し込み用紙