■事業承継のタイミングは「経営権集中」「少数株主の排除」の最大チャンス
- 《経営者の高齢化でますます進む株式分散》 ●相続で株式分散へ ●譲渡制限は有効?
- ●巨額の税金から「会社」も「後継社長」も守る ●高齢株主の整理と解決法
- 《甘く見ると大トラブル!頻発する『少数株主』事件》 ●高額買取り要求が突然に!
- ●台頭する「セカンダリーエージェント」 ●少数株式を強制買取り「スクイーズアウト」法
- 《親族争いで経営弱体化が最大の悩み》 ●三代・四代目が直面する派閥・骨肉の争い
- ●叔父・従兄弟の内紛、乗取り ●「田分け」は危険 ●目指すは「1人株主」会社
最新事例指導!非上場の「自社株・少数株主」評価と法的権限、交渉の仕方
■オーナー自ら先手を打つ巨額な自社株評価と将来の相続税の引下げ方
- 《「同族株主」と「少数株主」の判定と株価》 ●思った以上に巨額の税負担 ●株主の9大権利
- ●経営者に不利なDCF法とは ●同族の範囲 ●名義株トラブル ●株主代表訴訟
- 《会社法・改正会社法の最新ルール》 ●「9種の自社株発行」可能 ●ガバナンス強化
- 《経営権の掌握と株式保有比率は違う!》 ●株数より議決権 ●社員持株会の活用法
■「少数株主」から突然、買取請求が会社・社長に来た!さあどう対処する?
- ●嫁いだ妹夫婦から… ●先代の古参幹部の子供 ●会社が買取拒否した後の流れ
- ●「放置」が一番危険 ●後ろに「専門アドバイザー」の影が ●感情と勘定の判断
後継社長に経営権を集中させる《事業承継・自社株対策》の実務手順
【対策1】事業承継10年計画
譲る側社長が60才になったら自ら立て実行着手
- (1) 「事業承継のタイミングの仮決定」と「後継候補の絞り込み」
- ●遺言書と顧問弁護士
- (2) 「暦年贈与」と「早すぎた株式移動」の失敗
- ●話題の「事業承継税制」はダメ
- (3) 「少人数私募債」で「会社」も「オーナー個人」も得する
- ●事業多角化と兄弟経営対策
【対策2】自社BSのオフバランス対策
今すぐ着手すべき現金創出・株価引下げ
- (1) 「強いバランスシート経営」への転換
- ●コロナ禍での特損処理 ●不動産対策
- (2) 有能な税務顧問の登用
- ●セカンド・サードオピニオン ●グループ法人税制
【対策3】3億~5億の高額退職金
株価を一気に引下げ後継社長に譲る!
- (1) 社長が一生を賭けた優良企業の退職金は安すぎる!未上場で20億以上のケースも
- ●我社は一体いくら払えるか? ●準備に3~5年 ●役員退職金規定の見通し
- (2) 「高額退職金」支給の反対意見の押え方
- ●顧問税理士、税務署対策 ●功績の見える化
- ●現金の準備、銀行協力への説得 ●高額退職金で1株1円に! ●税務調査対策
- (3) 会社の資金繰りを悪化させない「少人数私募債」との併用
- ●退職後の出社・ふるまい方
【対策4】「種類株」「金庫株」「黄金株」
わずかの株数で全社支配する究極対策
- (1) 譲る側(父親・会長)が安心して後継社長にバトンを渡すための「黄金株」とは?
- ●オーナーが握る「最強の切り札」 ●新社長の暴走を止める威力 ●発行手続き
- (2)安心な退職後の生き方
- ●娘婿社長への株対策活用 ●ガバナンスとエビデンス主義
『承継と相続』おカネの実務 著・井上和弘
◎オーナー社長が人生で一度、手にできる最大チャンス!
大金が動く〈承継と相続〉のおカネの実務は、生前対策の良し悪しで成否が100%決まる。オーナー経営に精通した著者が、会社法・税法の専門家と知恵を結集し、著者だけが提案できる《究極のおカネの実務》を本書で初公開!